そんなDUBシーンが急速に発展を遂げたのは、90年代の終わり、
2000年代に入ると、NYの老舗レゲエ・レーベル、WACKIE'Sでの活動を経て帰国したピアニカ奏者RAS TAKASHIによるDUBSENSEMANIAや、SHAGGY TOJO率いる、BLACK REDEMPTION CREW、今回KILLA SISTAをプロディースしたRAS DASHER率いるCULTIVATORなど数々の名盤がリリースされる。
また、AUDIO ACTIVEが『SPACE DOLLS』の中で、THA BLUE HERBのBOSS THE MCをフィーチャーし、Shing02は『400』において、DRY & HEAVYの秋本武士のBASSフィーチャーするなど、HIP HOPとのリンクも広がっていく。秋本武士はGOTH-TRADとのユニットREBEL FAMILIAにてDUBの最も濃い部分を凝縮したかのようなサウンドを展開していく。
そんな彼が、バンドとしてのDUBサウンドに回帰したTHE HEAVYMANNERSの作品を2008年にリリースしたことは記憶に新しいのではないだろうか。
KILLA SISTAのリリースしかり、08年のTHE HEAVYMANNERSしかり。そして福岡が誇るDUB バンド、
THE EXPLOSIONS
日本のDUBシーンは再び盛り上がり始めている。長野の山奥、標高1200mのDUB、TENGAKU。アイヌの伝統とDUB、トンコリのサウンドがこだまするOKI DUB AINU BAND。2月度の「今月のイチオシ」でも紹介した大阪のDUBシーン「Tribe Called West」。同じく大阪から飛び出した新世代叙情派エレクトロ・ダブ・ユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ。
さらにバンドもだが、SOUNDSYSTEMを稼働し、DUBを発信しているCREWは、全国に数えきれないほどいる、、、バンドも含めると、SOUL DIMENSION、YOSSY THE LITTLE NOISE WEAVER、TRIAL PRODUCTION、ECHO SOUNDSYSTEM、SUPER DUMB、RED I SOUNDSYSTEM、MACCAFAT、FALASHA CREW、MIGHTY MASSA、DUB TRIO、ROOTSMAN CONNECTION & CHACKIE MITTOO(Two Sevens Trash)、ROOTS ROCK VIBES、NATTY STUDIO ALL STARS、GREEN GREEN(ダンスホールスタイルなDUBバンド)、FLYING RHYTHMS、SOUL FIRE、DUB MASTER X率いる,DUB FLOWER、など、載せきれないほど、かなり層が厚い。
これらのBAND & SOUNDSYSTEMが今後どのように展開していくのか非常に興味深い、そして世界に誇れる日本のDUBシーンはさらに煙たく深化し、精進していく事は間違いない、そして新たなる新勢も加わることがとても楽しみですね、
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