ページビューの合計

2011年4月24日日曜日

15,16,17


画像

今回も、REGGAEをあまり知らない方にとっては、ちょっとマニアックかもしれませんが、、
まず、LOVERS ROCKという言葉は、元々は70年代に英国で呼ばれたジャンルの一つで、ジャマイカのLOVERSとはすこしニュアンスが違います、、
ダブポエットというジャンルが、カリブ海を越えて,ジャマイカに漂着したのに対して、こちらは、英国内に留まったスタイルであり、、ラヴァーズロックは英国在住の黒人達によって生まれた、はじめてのポップミュージックでもあったんです、

1970年代は、もっともROOTS REGGAEが、英国に普及していた時期でもあり、当時の英国生まれの白人、黒人達に大人気でした、しかし、だからといって、普通の一般層にまで、それほど大人気で、あったわけではなく、あくまでも、音に敏感な人たちによっての話ですが、、、
ユースクラブで育った世代達は、ルーツサウンドでももちろん良かったのだが、土曜の夜のダンスぐらいは、誰かを抱き寄せられたりできる場でもあってほしいと願っていたのであります、、

ルーツレゲエのダンスホールでは、ロマンスなどは期待できなかったし、まして、女性は少なく、ラスタ自体,女性に対して、差別的だったのも原因、、なので,女性にオシャレを見せびらかす事も、あまりなかった、、ルーツミュージックは,基本的には男性優位のレベルミュージックなので、『バビロンを倒せ!』だのサファラーだのラスタファリニズムだのナイヤビンギだの、若者達は、たしかにこういった事に,夢中でもあったが、そうでない若者達も沢山いたのは事実なのです、

*Black Skin Boy

ジャマイカのラヴァーズとはすこし違うし、じゃあ英国流のラヴァーズを作ろうということで、かのMATUMBIのデニスボヴェルがその愛の歌を形にすべく動いていった、、ラヴァーズ界の元祖アーティストは、前回、紹介している当時まだ15歳の女子高生ルイザマークスなのだが、もうアーティストをあげるとしたら、そう!彼女ら3人トリオ、15-16-17なのであり、それ以前はゴーゴンシスターズとして,知れていた、ラスタなどの信仰関連の名前ではなく、彼女らの年齢を明らかにしたほうが良い結果になるだろうと、考えてのネーミングだったのだと思う、、15-16-17のBLACK SKIN BOYSをDEBレーベル設立者のカストロ・ブラウン(デニスブラウンも設立者の一人)のモーフィアスで、収録したあと、ラヴァーズロックは何かがあるとわかった、DEBよりリリースを開始。グループ名も当時、メンバー3人の年齢が15歳、16歳、17歳であった事からカストロ・ブラウンに15-16-17と名付けられる。 

*Baby love

1979年にリリースされたEMOTIONEはロイド・パークス率いるDEB PLAYERSのグルーヴ感溢れるバック演奏、デニスボヴェルによるプロデュースに、プラス彼女たちのキュートなヴォーカルがとても心地よい、、その後も数々のラヴァーズロックを代表する名曲をリリース。DEBレーベルのラバーズロックは彼女たちの存在なくしては語れない、、いや、UKラヴァーズ界において彼女達は伝説なのだ、

定説、ジャマイカでは、このようなUK産のラヴァーズロックは全く売れなかったらしい、、
逆に、ジャマイカンラバーズアーティスト、グレゴリアイザックス、フレディマクレガー等が、英国でリリースした際には、ラヴァーズロックとされ売られ、もちろん売れていった、、皮肉な話である。

0 件のコメント:

コメントを投稿